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2015年6月25日

  • 成年後見のこと

申立てが減少している成年後見制度

こんばんは。今日は暑い一日でした。ここ数か月は、ビールを一本飲む日もあれば、飲まない日もあるという、成人してからの私の人生の中で一番アルコールの摂取量が少ない月日でしたが、今週は、最初の2本が水のごとし。結局ビールは夏が美味しいのですね。早くもビアガーデンに行きたくなりました。

さてそのような中、成年後見人に選任された件で、今週はあちこち外出しているのですが、昨日驚くものを発見。(私が遅れているのでしょうか?)
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hanko

最近は、自動販売機で印鑑が作れるんですね。「照本」という苗字は珍しいようで、印鑑が市販されていません。今後認印として利用する印鑑が至急ほしかったので、あちこち問い合わせたところ、この自動販売機にたどり着きました。名前を入力し、字体を選択し、印鑑のサイズと色を選んだら、この機械が彫刻してくれるのです。すごい!!本当に便利な世の中です。

ここからが本題です。

日経新聞の記事から、成年後見制度の新規の利用件数が2年連続で減少したそうです。

成年後見制度とは、認知症や知的障害によって、判断能力が十分でない人の財産管理や身上監護をする制度です。後見人をつけるには、家庭裁判所への申立てが必要になります。

一般の方にとっては、「え!裁判所に行くの!!」というのが本音でしょう。私のこれまでの依頼者の中には、申立てに一緒に行ったら、テレビで見る裁判のように、法廷で発言するのだと思われている人もいました。

また、親族の方が後見人になりたいと思っても、後見の申立てに至った事情や、本人が所有する財産によっては、家庭裁判所が裁判所にある名簿から専門家(司法書士・弁護士)を選任することもありますが、思った人が後見人に選ばれないからと一回申立てをしたものを途中で取り下げることも許されません。このことから申立てを躊躇される人がいるのも事実です。

更に、後見の審判がおりると、財産は原則として本人のため以外に使うことはできないため、これまで夫婦として互いのお金を特に区別せずして管理をしてきた方などは(夫名義の通帳を妻が管理しているご夫婦も多いと思いますが)、不自由を感じる部分もあるでしょう。(もちろん本人にずっと扶養されてきた配偶者は、毎月家庭裁判所と一緒に決めた生活費を本人の口座から渡してもらうことはできます。)

少し大変に感じる制度かもしれませんが、判断能力が十分でない方の財産や身を守るためには、非常に有効な制度です。

4人に一人が認知症、もしくはその予備軍といわれるこの時代に、申立て件数が減っている事実を踏まえたうえで、現行の成年後見制度を、利用しやすいものに変化させていくことが急務であると感じる記事でした。

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