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2015年6月9日

  • 終活のこと

新しいスタイルの葬り方

こんにちは。関東地方も梅雨に入り、私の家のあたりもカエルの大合唱がはじまりました。昔は、夜中に大合唱がピタリと止まると、なんだか恐ろしく感じたものですが、この20年、梅雨の時期に足利に滞在することがあまりなかったので、今は大合唱が続こうと、ピタリと止まろうと、懐かしく合唱を聞いて夜を過ごしています。

さて、一昨日の日曜日、神奈川県にある母方の祖父母のお墓参りに行きました。圏央道が開通して、家から2時間で行くことができるようになりましたが、以前は渋滞する横田基地の横をとおり、霊園につくまで3時間、4時間かかっていましたので、なかなか行くことのできない場所でした。従って、私がお墓参りに行ったのはこれまでに2回ほど。だから、足利に住み始めたら、できるだけ早く、お墓参りに行きたいと思っていました。

祖父母のお墓は、アメリカ人が創設した霊園で、丘陵地の芝生の斜面に、家名と埋葬されている人の名前が刻まれている長方形の墓石が埋め込まれています。初めてその霊園にお墓参りに行った時、お寺の敷地にある和型のお墓しか見たことのなかった私は、その様子にとても驚きましたが、一方で、見晴らしもよく海外にいるかのようなその風景に感動しました。(その霊園は、今も映画などのワンシーンでよく使われるそうです。)

最近の新聞の記事にもありましたが、今、お墓には色々な形があります。跡継ぎのいない方が、これまで自分が守ってきたお墓をしまい、お骨を納骨堂や合葬墓に移すことも多くなってきたとか。また、樹木葬や、散骨を望む方も増えているそうです。

昔は、家を継ぐ人がいなければ養子をとって家を承継していきましたが、戦後、家の制度が変わり、現代では『家』を継ぐという意識が薄くなっているというのがお墓についての意識の変化の要因の一つであるとも書かれていました。

守っていくのも大変ですが、墓じまいをして従来の形を変えることもまた大変です。

しかしながら、お墓が荒れていくことは悲しいことです。「自分の代までは」と思わず、「自分の代で」お墓について考えてみることは大切なことのようですね。

亡くなったその人に、会いに行っているような感がある、お墓参り。人間として亡くなった人を思う気持ちがあれば、お墓はどのような形でもよいのではないかと私は思います。

お墓参りの帰りに、秩父に行きました。秩父神社のアジサイです。
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